緊張をほぐす方法は、他のページでも紹介していますが、
「急に人と話さなくてはいけない」
「いきなり話題を振られた」
とか、そういうときもありますよね。
そんなときに覚えておきたいのが、すぐに緊張をほぐす方法です。
いくつか紹介しましょう。
緊張をほぐすツボ
すぐにできるという点で優れているのはツボを押すこと。
ここでは代表的なふたつのツボを紹介します。
合谷(ごうこく)
手の甲側、人差し指と親指の骨が合流するところにあります。
神経過敏や不安解消に効果があるとされていて、
物忘れも予防するというのでスピーチや発表の前に役立ちそうです。
神門(しんもん)
手の平と腕の付け根あたり、小指側にくぼんでいるところにあるツボです。
ストレスを緩和する効果があるそうなので、
深呼吸をしながらクッと押して、離すというのを繰り返しましょう。
お気に入りのアイテムを持つ
持ち歩くので、手の平で包めるぐらいのもの。
できれば、柔らかいものやモコモコしたものがいいです。
なんとなくですが、フワフワ、モコモコしたものって、
触ると気持ちが落ち着くような気がしませんか?
もちろん、感じ方は人それぞれですが、
お気に入りのアイテムをストラップにしておくのもいいかもしれません。
アロマテラピー
アロマの効果は、科学的に立証されるほど強力です。
気分を落ち着かせる代表的な香りといえば、
ラベンダーやイランイランでしょうか。
こうした香りのするアイテムやオイルなどを忍ばせておくと、
ふとしたときに香りを嗅ぐことで落ち着くことができるでしょう。
ただし、香水など、いつでも香りがする状態にすると、
香りに慣れてしまい、意味がなくなってしまうので注意しましょう。
水を口に含む
水を少し口に含んでから飲む、というのも効果的です。
緊張して口が渇いたりするのも防ぎ、
また喉の通りを良くするので言葉がつっかえることも少なくなるでしょう。
しかも、一瞬でも間をおくことができますよね。
発表やプレゼンの場で、多くの人がやっている自然な行動なので違和感もありません。
大事なのは心のゆとり
ここで紹介したのは、急な場面で対応するための方法なので、
他の方法に比べると、おまじない程度というか、
効果はそれなりといった手段になってしまいます。
ですが、大事なのは一瞬でも間をおくこと、そして大丈夫と信じることで、
心のゆとりを得られるということです。
もっとも普段から心のゆとりを持っていれば、
急なことですぐに緊張してしまうことはありません。
なので、もし急なことですぐに緊張してしまうという人は、
トレーニングで、日頃から心の準備をしていたほうがいいですね。
特に、急なことであがってしまう人は、
会話の切り出し方や第一声の出し方に悩んでいるのではないでしょうか。
こうした方法を教えてくれるあがり症克服トレーニングもあります。
それを実践していれば、アイテムなどなくても、
スムーズに言葉が出せるようになるかもしれませんね。