あがり症の人は、つい“あがらないこと”に重きをおきがちです。
しかし、本来人前で話すとき、一番大切なのは“何を自分は伝えたいのか”ではないでしょうか。
前日、しっかりとイメージトレーニングをしておくことはあがり症対策にも有効ですが、その際、「あがったらどうしよう」ということに、こだわりすぎないようにしてください。
なにがなんでもこれだけはしっかりと伝えよう、と目的を明確化することが大切です。
話す内容を箇条書きに
スピーチやプレゼンの場合、自分なりの流れを作り、本番ではその流れに乗ってしまうだけという感じにするとパニックになりにくくなります。
その流れは箇条書きにしておいて、頭に叩き込んでおきましょう。
ポイントは一字一句覚えこもうとしないこと。あくまで、おおまかな内容、落としどころくらいに抑えておいてください。
最初の挨拶だけはきっちりと
全部の内容を何回もリハーサルすると疲れますし、だんだん自信もなくなってきます。
完璧!と思えるくらいに仕上げるのは最初と最後の挨拶だけで十分。
スタートが上手くいけば、その後も案外スムーズに進むものです。
流暢にペラペラ話しているのに、何が言いたいのかまったく伝わってこないという人はたくさんいます。
上手に話す必要はありません。
大事なのはその内容、そして、相手に伝えようとする気持ちです。
あがり症の人にとって、人前に立つ事はとても大変なこと。
しかし、本気でぶつかっていけば、何かそこから学びとることがあるのではないでしょうか。
ぜひ、機会が与えられたときは逃げずにトライしていって欲しいと思います。